「イヌ」
連休初日の休日出勤も終わり、2006年の仕事もこれで終わり。休み中に読まなきゃいけない資料とか、書かなきゃいけないレポートとかもあるけど、もう出社はしなくていいです。
昨夜の仕事納め飲み会は、後味の悪いものになりました。っていうか後味の悪いものにしてしまったのは自分なんですが。
たまたま同じ店にいた、他の研究室の室長とケンカしたんですよね。もうちょっとで取っ組み合いになりそうなくらい、久々に「激昂」してました。酒も入ってたけど、大学生以来かなぁ。
理由をわかりやすく話そうとすると、とても長くなりますが、簡単に整理すると次のようなことです。
私が所属する組織のトップが、「独裁者」ということは以前にお話しました。最近はそのことについてブログでは愚痴ってませんが、独裁状態はエスカレートする一方です。最近では、思わず笑ってしまうような珍妙な命令が下され、中間管理職が大まじめにそれに応えるべく奔走することも、珍しい光景ではなくなりました。そのトップを揶揄するあだ名として、「将軍様」が定着したことがその状況を物語っているのではないかと思います。
その中で、私もいろいろな活動のリーダーやサブリーダーに任命されているので、嫌々ながらも下らない資料を作ったりしているわけです。もちろんそればっかりじゃないけど、精神的なストレスも含めれば、本来やるべき仕事に対するロスはかなり大きいと思います。
それはさておき、本人は「嫌々ながら」、もっと正確に言えば、「嫌々ながらも表面的には従っている自分に嫌悪感を抱きながら」仕事をしていても、他者から見れば「独裁体制の支持者」に見えることもあるんですね。もちろん、嬉々として媚びへつらっている連中もいますが(彼らのことを「イヌ」と呼んでいます)、そうじゃない人たちも我慢しながらやってるのでなかなか見分けがつかない。私個人としては、逆らってみたところで「犬死に」にしかならないし(実際にトバされたり干されたりした人も見てきたし)、自分の権限の及ぶ範囲で、微々たるものかもしれないけど独裁の悪弊が緩和されるようにバランスを取る努力をしています。当然、神経がすり減るけど、「仕方ないから黙って従う」というのは性格的にできないので・・・
で、そういう努力も周囲には伝わらないもので、昨夜はケンカした相手から、「イヌ」呼ばわりされたわけです。
会話の流れをちゃんと書かないと公正を欠きますが、相手にはあまり悪気はなかったのだと思います。ただ、この1年間ずっと、「面従腹背のジレンマ」に苦しみ続けてきた最後に、そういうレッテル貼りを(軽い気持ちであっても)されて、何かがキレてしまった、というより残っていた最後の「精神的安全弁」が壊れてしまった。
ケンカのあと、ちゃんと話をして最後は仲直りできたので良かったんですが、相手を責める気持ちよりも、我慢できなかった自分への腹立たしさと、何のために一年頑張ってきたのかという虚しさが残りました。
実際に組織の中にいる人間じゃないと、上に書いたような状況の苦しさというのはわからないんでしょうけど、大げさではなく精神的にボロボロの状態です。仕事が忙しくて気が張りつめている時はむしろ良かったというか、休みに入ってから精神の安定が保てるかどうか、とても不安です。前向きにしか物事を考えない私が、ネガティブなことばかり考え始めているのがその前兆っぽくて怖い。
ふと思ったんですが、信長に仕えていた明智光秀は、ひょっとするとこういう心境だったんじゃなかろうかと。
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