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2008年11月30日 (日)

5000ページの物語

「ローマ人の物語」読了しました!

読み始めたのが2007年9月ですから、途中飛び飛びだったとは言え、1年3か月かかって読了したことになります。

単行本で言うと15巻分、ページ数で言うと5000ページくらいでしょうか。

最初、文庫本で読み始め、その時に出版済みだった31巻(単行本で11巻)まではすぐに読み終えたんですが、「さぁ次は・・・」と思って続きの文庫本を買おうと思ったら、「毎年秋に単行本1巻に相当する分を順次刊行」というとても気の長い話を知り、次の巻までは気長に半年くらい待ったんですけど、さすがに1年置きというのは登場人物の名前を忘れるに十分な時間ですな。

なので、作戦を変えて、とりあえず未読の部分は図書館で単行本を借りてきて読み終え、文庫本は毎年秋の楽しみにとっておこうということにしました。

単行本で言うところの13~15巻をいっぺんに借りてきて気づいたんですが、この3冊だけでも1000ページあるのな。Shin Jr.の七五三やら体調不良やらあって、週末の時間も取れなかったし、図書館の貸出期限である2週間では2冊しか読めず、仕方なく最後の15巻は延長してもらって読み終わりました。正直、疲れた。

読むほうも大変だけど、書く方はもちろんもっと大変なわけで、塩野七生女史のエネルギーというか執念というかローマへの愛情の深さというか、そういうものに敬意を表しつつ、最後のページにたどり着いた時には久々に深い充実感に満たされました。古代ローマ帝国の「通史」を平易な文章で、ひとりの著作家の筆のみによってたどることができるのは、(多少「ローマ人マンセー」の傾向は否めないとしても)ある意味でこの上ない好運であると思うわけです。

「ローマ人の物語」の感想については、またネタのない時に機会を改めて書いてみようかと思ってます。

いずれにせよ、最後まで読んで初めて、最初に書かれていたことの意味がわかる、ということも多いのが通史の面白さでもあるので、これから折にふれて読み返していくのだと思います。まぁ、何度も読んでそのたびに新しいことを発見する書物というのは、それだけで個人の楽しみとしては有難いわけで、将来、僥倖に恵まれて、どこか静かな場所に引きこもって暮らすことができるのであれば、その場所に携えていく本のひとつになるかな。

***

ふと思い出したんですけど、なぜこの本を読もうと思ったかというと、英仏百年戦争のゲームをやってて「なんでヨーロッパの人達ってこんなにケンカしてるのかしら?」という素朴な疑問を持ち、その時代について書かれていた本を読んでも、その前の経緯がよくわからず、「いっそのこと最初から読んでみるか」と思ったからでした。なので、これから長い中世の歴史を辿る作業が始まります。何だかオドロオドロシイ、暗黒の中世。なんかいい本ないかな。

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